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2026.07.13ブログ

新規事業コンサルの選び方|失敗しない5つの視点

新規事業コンサルの選び方|失敗しない5つの視点

この記事に出てくる専門用語

  • MVP(Minimum Viable Product):顧客に最低限の価値を届けられる、必要最小限の試作サービスやプロダクトのこと。
  • PSF(Problem Solution Fit):想定した課題に対して、自分たちの解決策が本当に合っているかを検証すること。
  • PMF(Product-Market Fit):作ったプロダクトが市場(顧客)に受け入れられ、必要とされている状態のこと。
  • バーニングニーズ:「今すぐ解決したい」と感じるほど切迫した、ユーザーの強い課題やニーズのこと。
  • ラボ型(準委任)契約:仕様を固めきらないまま開発チームを一定期間確保し、柔軟に開発を進める契約形態のこと。請負契約と違い、途中の仕様変更にも対応しやすい。
  • グロースハック:リリース後のサービスを、データ分析や施策の実行によって継続的に成長させていく活動のこと。

新規事業の立ち上げを検討する際、多くの企業が「新規事業コンサル」への依頼を考えます。しかし、Wurに相談に来るクライアントの中には「以前コンサルに依頼したが、結局何も形にならなかった」という声を寄せる方が少なくありません。

戦略設計だけで終わってしまい、実際のプロダクト開発やグロースフェーズで行き詰まる。この失敗パターンは、新規事業コンサルの選び方そのものに原因があることが多いのです。

この記事では、2019年の創業以来、新規事業の立ち上げを50社以上支援してきたWurの視点から、失敗しない新規事業コンサルの選び方と、開発・グロースまで見据えた支援体制の重要性を解説します。

新規事業コンサルに依頼する前に知っておくべきこと

新規事業コンサルの役割とは

新規事業コンサルの本来の役割は、企業が新たな事業領域に参入する際の戦略設計から実行支援までをサポートすることです。具体的には次のような業務を担います。

  • 市場調査・競合分析:参入市場の規模や成長性、競合状況を分析する
  • 事業戦略の立案:ターゲット顧客の特定、提供価値の設計、収益モデルの構築
  • 事業計画書の作成:社内承認や資金調達に必要な計画書をまとめる
  • 実行支援:プロジェクトマネジメントや関係者調整、開発パートナーの選定

しかし、ここに大きな落とし穴があります。多くのコンサルティングファームは「戦略設計まで」で契約が終了し、実際の開発フェーズは別の会社に丸投げされることが多いのです。

戦略設計だけでは新規事業は立ち上がらない

Wurでは、ビジネス設計からデザイン・開発・グロースまで一気通貫で支援していますが、その過程で「上流の戦略設計と実際の開発現場が乖離する」という問題を何度も目にしてきました。

例えば、次のようなケースです。

  • コンサルが描いた理想的な機能要件が、予算・期間・技術的制約で実現不可能だった
  • 市場調査で「必要」とされた機能が、実際のユーザーにとってのバーニングニーズではなかった
  • 開発会社に仕様を伝える際、コンサルが作成した資料だけでは要件が不明確で手戻りが発生した

こうした事態を避けるには、戦略設計の段階から「実際に開発できるか」「本当にユーザーが求めているか」を検証しながら進める必要があります。

新規事業コンサルを選ぶ際の5つのチェックポイント

1. 開発まで一気通貫で対応できるか

最も重要なポイントは、戦略設計だけでなく、実際の開発・実装まで一貫して支援できる体制があるかどうかです。

Wurでは、ビジネス設計からUI/UXデザイン、システム開発、さらにはリリース後のグロースハックまでをワンストップで提供しています。これにより、戦略と実装の間に生まれる齟齬を最小限に抑えられます。

チェック項目:

  • 自社内に開発チームがあるか
  • デザイナー・エンジニアが戦略設計の段階から参加できるか
  • 戦略設計から開発まで一貫して支援した実績があるか

2. MVP開発の思想を理解しているか

MVP(Minimum Viable Product、顧客に最低限の価値を届けられる必要最小限の試作サービス)とは、新規事業を進める上で欠かせない考え方です。いきなりフル機能を作るのではなく、まず仮説検証できる最小限の形でリリースし、ユーザーの反応を見ながら改善していくアプローチが求められます。

Wurでは、PSF(Problem Solution Fit、想定した課題に対して解決策が合っているかの検証)からPMF(Product-Market Fit、プロダクトが市場に受け入れられている状態)を目指す流れで、バーニングニーズの特定を最も重視しています。この思想を理解していないコンサルは「完璧な仕様書」を作ることに執着しがちで、結果として初期費用が膨らみ、リリースまでの期間も長期化してしまいます。

チェック項目:

  • MVP開発の支援実績があるか
  • 段階的な仮説検証のアプローチを提案してくれるか
  • 初期費用を抑えた開発プランを提示できるか

なお、MVP開発の具体的な費用相場や発注先の選び方については、別記事で詳しく取り上げています。本記事では「コンサル選びの判断軸」として、Wurのビジネス設計フェーズが0.5〜2ヶ月、UIデザイン・要件定義が0.5〜1.5ヶ月、システム設計・実装が1.5ヶ月〜という3ステップ構成で進み、MVP開発全体の目安は期間2ヶ月〜・費用337.5万円〜であることに触れておきます。この期間・費用の目安を持っているかどうかも、コンサルの実行力を測る材料になります。

3. ユーザーインタビュー・仮説検証の実績があるか

新規事業の失敗の多くは、「誰も欲しがらないものを作ってしまった」ことに起因します。机上の市場調査だけでなく、実際のターゲットユーザーにインタビューし、バーニングニーズを特定できるかが成否を分けます。

Wurのビジネス設計フェーズ(0.5〜2ヶ月)では、クライアントヒアリングに加えて必ずユーザーインタビューを実施し、主要画面デザインを作成しながら「本当に必要とされる機能」を絞り込んでいきます。

チェック項目:

  • ユーザーインタビューを提案プロセスに組み込んでいるか
  • 定性調査だけでなく、プロトタイプを用いた検証の経験があるか
  • インタビュー結果を要件定義に反映できるか

4. 技術的実現可能性を評価できるか

コンサルが描いた理想的な機能が、現実の技術・予算・期間で実現可能かを判断できる技術知見があるかも重要な視点です。

Wurの代表・閏間莉央は、法政大学情報科学部在学中に株式会社LifeAndを共同設立し、ホテル向け結婚式管理システムを開発した経験を持ちます。その後も複数のスタートアップでフルスタックエンジニア/PMとして内製開発チームをゼロから立ち上げてきました。2019年2月にWurを設立し、2024年12月にはハイブリッドテクノロジーズ株式会社の取締役にも就任しています。「失敗のパターンを、身をもって体感してきた」という経験があるからこそ、戦略設計の段階で「この機能は実装コストに見合わない」「この要件は技術的に非現実的」といった判断ができるのです。

チェック項目:

  • 技術的なバックグラウンドを持つコンサルタントがいるか
  • 開発チームと連携して実現可能性を評価できるか
  • 代替案や優先順位付けの提案ができるか

5. グロースフェーズまで伴走してくれるか

新規事業の本当の勝負は、リリース後のグロースフェーズにあります。ユーザー獲得、継続率改善、収益化といったフェーズで、施策と検証を繰り返しながら改善を続けられるかが事業の成否を分けます。

Wurでは、開発だけで終わらず、リリース後のグロースハック(ユーザー獲得施策、UI/UX改善、機能追加といった継続的な成長活動)まで一貫して支援しています。ラボ型(準委任)契約により、仕様を固めきらない段階からチームを確保し、スピーディーかつ柔軟に改善サイクルを回せる体制を構築できます。

チェック項目:

  • リリース後の継続支援メニューがあるか
  • グロースハックの実績があるか
  • ラボ型契約など柔軟な契約形態を提供しているか

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従来の新規事業コンサルとWurの違い

一般的なコンサルファームの課題

従来の新規事業コンサルには、次のような構造的な課題があります。

戦略設計と実装の分断:コンサルファームは戦略設計・事業計画書の作成までが契約範囲で、実際の開発は外部パートナーに丸投げされることが一般的です。この分断により、戦略の意図が開発現場に正確に伝わらず、手戻りや仕様変更が起こりやすくなります。

実行力の欠如:コンサルは「提案すること」が仕事であり、実際に手を動かして開発・実装する体制を持たないケースが多くあります。結果として、立派な事業計画書だけが残り、プロダクトが形にならないまま終わることも珍しくありません。

Wurの一気通貫アプローチ

Wurでは、こうした課題に対応するため、次のような体制で新規事業を支援しています。

ビジネス設計からグロースまでワンストップ:ファイナンス→事業開発→プロダクト戦略→UI/UX→サービス開発→グロースハックまで、すべてのフェーズを一気通貫で対応します。戦略と実装の担当が分かれないため、齟齬が生まれにくい構造です。

日本人PMによる低単価オフショア開発:ベトナム・ハノイ工科大学出身者中心の開発チームを活用しつつ、日本人エンジニアが必ずシステム設計・コードレビューを担当します。コストは国内開発の約1/2に抑えながら、品質と意思疎通の安心感を両立させています。

上場企業グループとしての信頼性:WurはハイブリッドテクノロジーズITT株式会社(東証グロース上場、証券コード4260)の連結子会社です。ISO9001・ISO/IEC27001を取得済みで、ISTQB Platinum Partnerとしてのガバナンス体制も整えています。

ラボ型契約によるスピード対応:請負契約(仕様を固めてから開発を進める契約)ではなく、ラボ型(準委任)契約により、仕様変更や優先順位の調整を柔軟かつスピーディーに行えます。新規事業特有の「やってみないとわからない」状況に対応しやすい契約形態です。

Wurの新規事業支援実績

Wurでは、2019年の創業以来、大手企業から個人起業家まで50社以上の新規事業を支援してきました。業界・業態を問わず、次のようなプロダクトの立ち上げに携わっています。

大手企業向けの支援事例:

  • 介護施設向けの加算取得を支援するSaaS
  • AIを活用した介護施設マッチングプラットフォーム
  • ミッション(やりたいこと)ベースでマッチングする転職プラットフォーム

スタートアップ・中小企業向けの支援事例:

  • 賃貸管理システム(クラウドサービスのアワードを受賞)
  • 動物病院の予約受付をDX化するシステム(利用継続率99%)
  • 採用業務を自動化するシステム(月30時間かかっていた業務をゼロに)

これらの事例に共通するのは、戦略設計の段階から開発・グロースまでWurが一貫して伴走してきたという点です。業界が異なっても、「バーニングニーズを特定し、最小限の形で検証しながら育てる」という進め方は変わりません。

Wurの新規事業支援の流れ

Wurでは、新規事業の立ち上げを3つのステップで支援しています。

STEP1:ビジネス設計フェーズ(0.5〜2ヶ月)

まずは「何を作るべきか」を明確にするフェーズです。

  • クライアントヒアリング:事業の背景、目的、制約条件を深掘りする
  • ユーザーインタビュー:ターゲットユーザーの課題やニーズを定性的に調査する
  • 主要画面デザイン:ワイヤーフレームレベルで主要機能の画面イメージを作成する
  • バーニングニーズ特定:「あったらいいな」ではなく「今すぐ欲しい」というニーズを見極める

この段階で、MVPとして何を作るべきかの仮説を固めます。

STEP2:UIデザイン・要件定義(0.5〜1.5ヶ月)

ビジネス設計で固めた仮説をもとに、実際の開発に必要な要件を定義します。

  • UIデザイン作成:ユーザーが直感的に使えるUI/UXデザインを作成する
  • 要件定義書作成:機能要件・非機能要件を明文化する
  • ワイヤーフレーム作成:画面遷移やデータフローを可視化する

この段階で開発チームと連携し、「技術的に実現可能か」「予算・期間内に収まるか」を精査します。

STEP3:システム設計・実装(1.5ヶ月〜)

要件定義をもとに、実際の開発に着手します。

  • フロントエンド開発:ユーザーが触れるUI部分を実装する
  • バックエンド開発:データベースやビジネスロジックを実装する
  • テスト:機能テスト・負荷テスト・セキュリティテストを実施する

ラボ型(準委任)契約により、開発中に仕様変更や優先順位の調整が必要になった場合も柔軟に対応できます。

リリース後のグロース支援

Wurでは、リリースして終わりにはしません。

  • ユーザーフィードバック収集:実際のユーザーの声から改善ポイントを特定する
  • UI/UX改善:離脱ポイントを分析し改善する
  • 機能追加:ユーザーのニーズに応じて新機能を追加する
  • グロースハック:ユーザー獲得や継続率向上のための施策を実行する

この継続的な改善サイクルこそが、新規事業を育てていく鍵になります。

最新サービス「Wur ゼロイチAI」で新規事業の立ち上げをさらに効率化

Wurでは、AI技術を活用した新規事業立ち上げ支援サービス「Wur ゼロイチAI」も提供しています。

AI PMが15分で事業計画書を作成:曖昧なアイデアをヒアリングし、AIがプロ仕様の事業計画書に変換します。従来数週間かかっていた戦略設計フェーズを大幅に短縮できます。

Claude Code活用で開発期間・コストを効率化:AIによるコーディング支援により、従来の開発プロセスを効率化し、期間・コストを抑えた形でMVPを納品します。

補助金マッチング機能:デジタル化・AI導入補助金、ものづくり補助金など、事業内容に合う補助金をAIが自動診断します。申請書作成も支援し、開発費の負担軽減につなげられます。

月3社限定の無料AI事業診断ワークショップ:アイデア段階でも参加可能で、AIを活用した事業診断・仮説検証を無料で体験できます。

Wur ゼロイチAIについて詳しくは、こちらのLPをご覧ください。

新規事業コンサルを選ぶ際に注意したい落とし穴

最後に、新規事業コンサルの選定でつまずきやすいポイントを整理します。他社での一般的な傾向として、Wurの現場で見聞きしてきた内容を踏まえてご紹介します。

戦略設計だけで契約が終了してしまう:事業計画書は完成しても、実際の開発パートナー探しはクライアント任せになるケースがあります。開発会社選定に時間がかかり、計画が思うように進まないまま停滞してしまう原因になります。

技術的な実現可能性を考慮しない要件設計:理想的な機能を詰め込みすぎた結果、開発会社に見積もりを依頼した段階で予算を大きく超えてしまうことがあります。機能を削る判断が後手に回ると、価値の薄いプロダクトになってしまうリスクもあります。

ユーザーニーズの検証が不十分:市場調査やアンケートだけで「ニーズがある」と判断し開発を進めると、リリース後に実際のユーザーの反応が乏しく、バーニングニーズではなかったと後から気づくケースがあります。

リリース後の伴走がない:MVPをリリースした後、改善やグロース施策の進め方がわからず放置されてしまうと、ユーザーが増えないまま事業として成立しなくなってしまいます。

これらに共通するのは、「戦略設計と実装の分断」「ユーザー視点の検証不足」「継続支援体制の不在」です。新規事業コンサルを選ぶ際は、この3点を必ず確認してください。

まとめ

新規事業コンサルを選ぶ際の最重要ポイントは、「戦略設計だけでなく、開発・グロースまで一気通貫で支援できるか」です。

従来のコンサルファームは戦略設計で契約が終了し、実装は別会社に丸投げされることが少なくありません。この分断が、新規事業の頓挫につながりやすい構造を生んでいます。

Wurでは、ビジネス設計からデザイン・開発・グロースハックまで、新規事業の立ち上げに必要なフェーズをワンストップで提供しています。バーニングニーズの特定、MVP開発、ユーザーインタビュー、技術的実現可能性の評価、リリース後の継続改善。これらを一貫して支援できる点がWurの強みです。

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